めでたくキクイタダキ、ルリビタキ、アオジも早々と今季初認。前回に続き冬鳥たちが一気になだれ込んで来たという様相を見せている(掲載順と時間軸はあべこべ)。
キクイタダキは地元では冬鳥で例年の個人的な初認日が何故か正確に10月下旬から11月上旬の10日間ほどの間に集中していて今年もそのパターン通りになった。
ルリビタキについては個人的に過去最も早い初認日となった。これまでの記録は11月17日で個人的には真冬以降の野鳥というイメージだったが今年は過去の記録を10日以上更新するレコードを記録した。こういうイメチェンは大歓迎だ。
アオジは数羽居たはずだがマトモ(?)に撮れたのはこれだけ。まあこれからいくらでもチャンスは有るだろうから今回のところはこれで良しとしよう。アオジを追い掛け回す人は居ないと思うがキクイタダキやルリビタキはついつい追い掛ける人が居るかも知れない。キクイタダキは広範囲を飛び回るし林の中に吸い込まれる様に飛び去るので仮に追い掛けるとしてもかなり難しいだろう。しかしルリビタキは縄張り性なのでさほど遠くには逃げない。だからと言って野鳥を追い掛け回すのは可哀そうなので野鳥ファンならばほどほどにしておくべきところだ。焦る必要は無い。今回はどれも普通種だがたとえどんな珍鳥も今日見られたということは遠くない将来また見られる可能性は有ると考えてどっしり構えるゆとりが欲しい。10年に1度の珍鳥も10種あれば計算上は毎年の様にチャンスが巡って来るはずだから。

初歩のバードウォッチング:バードウォッチングの心得(自己流モットー)参照
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:16.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息地:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第455回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アオジ(雌タイプ)
Black-faced Bunting
Emberiza spodocephala personata
撮影日:2019年11月5日
撮影時間:10時53分01秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第459回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雄)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2019年11月6日
撮影時間:08時26分12秒
シャッタースピード:1/50秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 キクイタダキ科
全長:10.0cm
翼開長:14.9cm
分布:九州以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の針葉樹林など。
食性:昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第432回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
キクイタダキ
Goldcrest
Regulus regulus
撮影日:2019年11月6日
撮影時間:10時01分49秒
シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2019年11月6日
撮影時間:10時01分49秒
シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
キクイタダキ ルリビタキ アオジ
第508回 2019年11月14日