余録;トノサマガエル 
レッドリスト:準絶滅危惧
トノサマガエルなんかどこでも居るイメージだったがいつの間にかレッドリスト入りしている。もちろんこちらは外来種ではなく在来種。
今回は外来種たち。1ヶ月の時間差が有ったが今回の両者の撮影地は暗い林の中のほぼ同じポイントだ。
このコジュケイは跗蹠に蹴爪が見当たらないので雌と思われる。超スローシャッターだったがあまりブレずに写真に収まってくれた。ソウシチョウはこういうシチュエーションのご多分に漏れず露出アンダーになってしまった。しかも枝被り。
どちらも過去掲載分と同じエリアで撮影した。くどい様だが彼らは日本本来の野鳥ではない。だからこういう写真を撮影してもさほど嬉しさも悔しさも無い。しかし彼らは完全に野生化していて警戒心も強いし動きも速いから、それなりに撮影も簡単ではない。だからこそ野鳥ファンの条件反射でついついシャッターを切ってしまう。見かけの派手さではなく激しい生存競争の中で健気に生き残っている彼らに何とも言えない生命の美しさを感じてしまうせいだろうか。
分類:スズメ目 チメドリ科
全長:15.0cm
翼開長:21.0~24.0cm
分布:本州、四国、九州などで留鳥。外来種。
生息環境:高山~低山の林、藪など。
食性:昆虫、果実、種子など。
指定:特定外来生物
フォトギャラリー:第150回参照
撮影難易度:★★★☆☆
ソウシチョウ
Red-billed Leiothrix
Leiothrix lutea
撮影日:2015年8月21日
撮影時間:10時05分01秒
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:キジ目 キジ科
全長:27.0cm
翼開長:40.0cm
分布:本州、四国、九州などで留鳥。外来種。
生息環境:平地~山地の林、農耕地など。
食性:種子、芽、葉、昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第156回参照
撮影難易度:★★☆☆☆
コジュケイ(雌)
Chinese Bamboo Partridge
Bambusicola thoracicus
撮影日:2015年7月21日
撮影時間:11時32分54秒
シャッタースピード:1/15秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
コジュケイ ソウシチョウ トノサマガエル
第199回 2015年9月4日