スライドショー
背景ディテール。
今回は主役の野鳥と同じくらい背景にこだわった。背景に手を抜いてしまうとせっかく描いた野鳥が嘘っぽくなってしまう。この背景の難しさは奥行きが少ない事にある。全体的に平面的な絵だから臨場感を表現するのが難しい。このあとリアリティを出す為に雑然と落ち葉などを加えた。このままでは野鳥が不自然に宙に浮いている様に見えるので足元にコケや陰影を加えるなど野鳥と背景をなじませる作業を施し完成作品となる。
背景下塗り。
背景の縮尺を変更して下塗り。コケで隠れる部分も極力描き込んだ。
背景案下書き。
背景も下書きから描いた。
ディテール。
下書きを消し陰影を加えて立体感を出し、羽縁、縦斑などを乗せて行く。これでは縦斑の入り方のパターンが規則的すぎたのでこの後カラアカハラを参考にして修正した。
真横からのアングルなのでいかにも挿絵的な絵にならない様に、今回の作品はごくわずかに輪郭をぼかしている。
下塗り。
下地となる色を着色したところ。まだまだ平面的だ。
下書き。
徐々に輪郭を単純化していく。
ラフスケッチ。
手順は過去のイラストと同じ。ここから始まる。巷の野鳥図鑑ではバランスが良く見えるのか左向きに描かれたイラストが主流だが、このイラストギャラリーでは第1号のカワセミからここまで全て右を向いている。これは全くの偶然であって、ベースにした野鳥がたまたま右を向いていたからに過ぎない。もちろん自然界には右向きとか左向きとか関係無い。
イラストの制作過程の舞台裏を段階を追ってお見せするメイキング・オガサワガビチョウ編。
今回も絶滅鳥だから現に存在しないものを描かねばならないという事で近縁種のマミチャジナイを参考にして想像力を膨らませ実像に迫った。
メイキング編Ⅵ オガサワラガビチョウ