チュウサギを撮った2日目は「ここは舳倉島か?」と思うほど丸坊主状態だった。駄目な時は全てが空回りするものでフェリーは揺れるし海鳥は撮れないし島に上陸しても気分が滅入ってしまいサギ類が全部ダイサギに見える始末だった。だが一応撮っておこうと思った中にたまたまチュウサギが写っていた。これがこの日唯一の成果らしい成果だった。いくら舳倉島と言えどこういう日も有る。きっとこちらの気の持ちようの問題なのだろうけど。
好天が続くと野鳥たちの出入りが日替わりになる。翌日はコムクドリやマミチャジナイなども見られた。これらの野鳥は舳倉島でなくとも観察出来るがチャンスは多くない。こういう面々もここではごく普通に見られる。コムクドリは光線状態は悪くないが距離が有ったせいか眠たい画になってしまった。
実はマミチャジナイの撮影は失敗していて撮影データを見れば分かる通り空抜けを想定した撮影モードのまま薄暗い水場で撮影してしまった為に酷いアンダーになってしまったものを無理に画像処理したから画質が悪い。もし大きく引き伸ばさねばならない画像だったらもっと観賞に堪えない画になっていたところだ。

ダイサギ:フォトギャラリー第23回参照

舳倉島MAP参照
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:22.0cm
翼開長:37.0cm
分布:全国で旅鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:ミミズ、幼虫、木の実など。
フォトギャラリー:第111回参照
撮影難易度:★★★☆☆
マミチャジナイ
Eyebrowed Thrush
Turdus obscurus
撮影日:2017年5月16日
撮影時間:13時53分14秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ムクドリ科
全長:19.0cm
翼開長:32.0cm
分布:中部地方以北で夏鳥、それ以南で旅鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第249回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
コムクドリ(雄)
Chestnut-cheeked Starling
Agropsar philippensis
撮影日:2017年5月16日
撮影時間:12時44分01秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:ペリカン目 サギ科
全長:68.0cm
翼開長:105.0~115.0cm
分布:河川、水田、干潟など。
生息環境:本州以南で夏鳥。
食性:魚類、両生類、爬虫類、昆虫など。
レッドリスト:準絶滅危惧(NT)
フォトギャラリー:第229回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
チュウサギ
Intermediate Egret
Egretta intermedia
撮影日:2017年5月15日
撮影時間:12時22分57秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
チュウサギ コムクドリ マミチャジナイ
第298回 2017年6月5日