与那国馬
ウマは人間の中指に相当する指だけが大きく進化し他の指が退化し言わば1本の指だけで接地している。画像の与那国馬は小型の在来馬でポニーの一種。因みにポニーとは品種名ではなく馬の大きさによって区分されているタイプ名の一つだそうだ。この歳になるまで全く知らなかった。まだまだ勉強になる事は尽きない。
余録;
雪上の足跡
誰の足跡かは難しいところだが5本指であることから可能性はイタチ、テン、アライグマ、ハクビシン、アナグマなどだが大きさが小犬のもの程度に思えたのでイタチやテンにしては大き過ぎ消去法で大きさと形からアライグマ(前脚)かアナグマのものではないかと思われる。因みにイヌやネコ、キツネ、タヌキは4本しか接地しない。
ニホンアナグマ:フォトギャラリー第502回他参照
イタチ::フォトギャラリー第315回他参照
ようやく冬らしく降雪したので雪絡みの画を撮ろうと思っていそいそとフィールドへ出掛けたらカケスとアカゲラが撮れた。カケスはいつもほとんど同じエリアに居る様に見える。秋に蓄えたドングリでも食べて飢えをしのいでいるのだろうか。この日も数羽が群れていたが1羽がいい塩梅に雪の積もった枝に止まった。
野鳥は通常こちらが期待してイメージしている様には行動してくれない。アカゲラもいつもは遠くに姿が見えても更に遠くへ飛び去ってしまう事が多いがこの時は近い所に寄って来てくれた。止まった木が単純な形の木ではなく人生の年輪を刻んだ老人の皺の様な年季の入った木で、変な所から小枝が生え曲がって苔むした木肌の感じも薄く積もった雪の感じも、このアカゲラに突っつかれたのか樹皮が一部剥がれているのさえも「わびさび」にも通じる世界観を連想させてくれ個人的な好みに合っている。この画に限れば枝被りも良い味を出している様に見えると言えばちょっと自画自賛だろうか。
分類:キツツキ目 キツツキ科
全長:24.0cm
翼開長:38.5cm
分布:九州以北で留鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:昆虫、幼虫、木の実など。
フォトギャラリー:
第526回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アカゲラ(雄)
Great Spotted Woodpecker
Dendrocopos major hondoensis
撮影日:2020年2月9日
撮影時間:09時11分32秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:1250
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 カラス科
全長:33.0cm
翼開長:50.0cm
分布:九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:木の実など。
フォトギャラリー:
第506回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
カケス
Eurasian Jay
Garrulus glandarius
撮影日:2020年2月9日
撮影時間:08時30分58秒
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:1250
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
カケス アカゲラ 雪上の足跡 与那国馬
第533回 2020年2月19日