ノビタキはどちらかと言えばありふれた普通種のはずだが、僕は過去滋賀県や岡山県、石川県などで撮影した事は有るものの大阪で見たのは何とこれが初めてだ。数羽の群れが刈り入れの済んだ田圃に居た。僕は地味でありふれた鳥の撮影は手抜きになりがちだから、今回は意識してちょっと真面目に狙いに行った。しかし保護色だとどうしても冴えない画になってしまう。
ジョウビタキが来ると冬の到来を感じる。雌は他種なら幼鳥の可能性も有るので判別を保留したまま「雌タイプ」などという便利な呼称で呼んだりするが、冬鳥のジョウビタキの場合基本的に幼鳥は日本に居る可能性が低い上に、この時季には既に第1回冬羽になっているはずなので、この羽色なら雌と思っておいて良いだろう。雄の写真は古い在庫だが綺麗なのでいつか掲載しようと思っていたものだ。以前も述べたが、冬になると身近な所で比較的容易に見つかるし縄張り性で狭いテリトリーから動かず、警戒心が薄いし絵的にも美しいので初心者にお勧めの被写体だ。
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で冬鳥。
生息環境:住宅地、農耕地、林など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。
フォトギャラリー:第13回参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ジョウビタキ(上=雌、下=雄)
撮影日:2009年11月4日
撮影時間:16時03分44秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F11.2
撮影モード:マニュアル
焦点距離:600mm(換算900mm)
ISO感度:1600
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D40
使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
Daurian Redstart
Phoenicurus auroreus
撮影日:2014年10月28日
撮影時間:13時18分14秒
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F11.2
撮影モード:マニュアル
焦点距離:600mm(換算900mm)
ISO感度:400
撮影地:兵庫県
使用カメラ:NIKON D40
使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:13.0cm
翼開長:20.5cm
分布:北海道などで夏鳥、その他で旅鳥。
生息環境:平地~山地の草原、農耕地など。
食性:昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第138回参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ノビタキ
Common Stonechat
Saxicola torquatus
撮影日:2014年10月1日
撮影時間:16時32分24秒
シャッタースピード:1/80秒
絞り値:F16
撮影モード:マニュアル
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
ノビタキ ジョウビタキ
第157回 2014年11月3日