ようやくつぼみが膨らんで来た梅の木にシジュウカラが止まっている春めいた画が撮れた。から下の黒線が太めなので雄成鳥と思われる。雌ならこの線は細めで下尾筒まで均等な太さのはずだ。いよいよ山間部のこの辺りにも遅い春到来の兆しだ。2枚目の写真は幼鳥の在庫写真だ。頸側の黒線などは途切れ、頭頂や体上面が褐色を帯び上背は成鳥の様な黄緑色ではない。2枚の写真は撮影場所が数キロしか離れてないし去年の撮影だから同一個体の可能性もゼロではない。シジュウカラの個体数の増減は生態系の評価のバロメーターになると言われている。野鳥たちの多くが餌の豊富なこれからの時季に繁殖する。親鳥たちにとっては大忙しの季節だが今年もあと2ヶ月ほどの間に幼鳥が見られる様になるだろう。果たしてシジュウカラが順調に繁殖出来る環境かどうか個体数の増減が気になるところだ。
もう1枚幼鳥を載せておこう。ヤマガラ幼鳥は僕がまだ駆け出しの初心者でヤマガラとジョウビタキの見分けもつかなかった頃の在庫写真だ(今でも初心者に第1回冬羽の生えた程度だが)。淡色なので最初ヤマガラ幼鳥とは分からなくて「もしや珍鳥か!?」と思ったが図鑑で調べてみて「まぁそんなもんだ」とがっかりしたのを覚えている。

ところで去年の夏に新規オープンしたこの「野鳥王国」がようやく検索でヒットする様になった。どうやらロボット検索が自動的に見つけてくれた様だ。
「野鳥王国」で検索すると、今日現在31万5000件中Googleで4番目、Yahooで22番目、上々の滑り出しだがまだまだ上には沢山の有力サイトがひしめいている。
分類:スズメ目 シジュウカラ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、種子など。
フォトギャラリー:第4回第165回参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ヤマガラ(幼鳥)
Varied Tit
Poecile varius
撮影日:2009年6月25日
撮影時間:09時13分35秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F11.2
撮影モード:マニュアル
焦点距離:600mm(換算900mm)
ISO感度:1600
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D40
使用レンズ:Nikon ED AF NIKKOR 70-300mm1:4-5.6D
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
分類:スズメ目 シジュウカラ科
全長:15.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の林、公園など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実、種子など。
フォトギャラリー:第4回第81回参照
撮影難易度:★★☆☆☆
シジュウカラ(上=雄成鳥、下=幼鳥)
Japanese Tit
Parus minor
撮影日:2014年6月30日
撮影時間:14時13分14秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2015年3月8日
撮影時間:15時16分26秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
シジュウカラ ヤマガラ
第173回 2015年3月13日