今回の野鳥たちはいずれもフォトギャラリー掲載回数が多いものばかりだ(ミヤマホオジロ10回目、ルリビタキ11回目、アオゲラ12回目・携帯電話待受画面サイズを除く)。しかし不思議と何度見ても飽きるという事が無い。
まずミヤマホオジロとルリビタキが雪を絡めて撮れたので掲載。この辺りではミヤマホオジロは冬の常連さんだから鉄板で撮れるが東京方面では稀だからわざわざ観光バスを貸し切って撮影に行く団体さんも居るらしい。所変われば品変わるでどこにでも普通に居るのが当たり前だと思ってはいけない野鳥なのだろう。
ミヤマホオジロは積雪の上に立ってくれたがルリビタキは背景に雪が何とか写り込んでいるだけの苦しい写真になってしまった。
このままじゃ物足りないなと思って前回宿題になっていた雪絡みのアオゲラを狙ってまた雪の降る日に柿の実狙いで山に登ったらようやく近くの木にやって来たところが撮れた。前頭が見えないが別カットで赤いのが見えたので雄だ。実はこの時すぐ横の木で別個体(雌雄不明)が幹を突っついていた。近くに柿の実が有るのだからわざわざ木を突っついて虫なんか食べないだろうと思っていたが動物質も摂りたいのだろう。互いに存在に気付いていたはずだが牽制することも縄張りを主張する様子も無かった。と言う事は番いだろうか?この翌週また見に言ったら数十個も有った柿の実が一つ残らず一斉に無くなっていた。だが近くにはカラスザンショウなども沢山自生しているから食料は豊富なはずだ。今後が楽しみな予感がする現場であった。
初歩のバードウォッチング:食性参照
分類:キツツキ目 キツツキ科
全長:29.0cm
翼開長:49.0cm
分布:本州で留鳥。日本固有種。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:幼虫、木の実など。
フォトギャラリー:
第272回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アオゲラ(雄)
Japanese Green Woodpecker
Picus awokera awokera
撮影日:2017年2月2日
撮影時間:12時31分52秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:兵庫県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:
第268回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雄)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2017年1月26日
撮影時間:11時05分51秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:16.0cm
翼開長:21.0cm
分布:全国で冬鳥。
生息地:山地の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:
第270回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ミヤマホオジロ(雄)
Yellow-throated Bunting
Emberiza elegans
撮影日:2017年1月26日
撮影時間:10時42分11秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ミヤマホオジロ ルリビタキ アオゲラ
第273回 2017年2月10日