メイキング第１０号　野鳥王国

背景。
背景は少しづつ下書きしながら平行作業で描いて行った。雑然としていて掴みどころが無くスケッチが狂いやすく何度も修正を繰り返さねばならずマミジロクイナより背景の方が時間が掛かった。イラストとしては背景がシンプルな方が鳥が引き立つがフィールドでの実際の見え方に近いイメージを再現したかったのでクイナの背景をそのまま描いた（一部の枝は省略）。但しこれはクイナの生息環境であってマミジロクイナの習性を表しているかどうかは分からない。

ディテール。
ディテールと陰影を描き込んで行く。この段階でクイナより足指を長く修正した。

下書き。
徐々に輪郭を決めていく。クイナの写真では右足の指は落葉に隠れて１本しか見えないのでこの時点から見えない足指は描かなかった。

ラフスケッチ。
イラストギャラリー第１号のカワセミ以来右向きのレイアウトが伝統みたいになっていたが今回初めて向きが変わり左向きとなった。

イラストの制作過程の舞台裏をお見せするメイキング・マミジロクイナ編。
近縁のクイナをベースにした（フォトギャラリー第３５７回参照）。