前回は色収差について述べたが他にも球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差といった様々な収差が生じる。まず球面収差はレンズが球面である事により生じる収差だ。非球面レンズが開発される以前のレンズは全て加工しやすい球面で出来ていたし現在もほとんどのレンズは製造コストの安い球面で出来ている。球面というのは光を集めるのに決して都合の良い形ではなく入射高hが大きい(レンズの中心から遠い)光線ほど大きく折れ曲がってしまい光軸上の1点に集まらない。凸レンズにも凹レンズにも生じるから両方のレンズを組み合わせれば打ち消し合ってある程度補正する事が可能になる。
と言う事で次回はコマ収差について。
参考文献:小倉敏布「写真レンズの基礎と発展」朝日ソノラマ社1998年
球面収差(凹レンズ)※黄線は補助線
球面収差(凸レンズ)
余録;レンズの球面収差
前回前々回と余録でカメラのレンズの話題を取り上げたのでその流れで今回から更にレンズの様々な収差について掘り下げてみたい。僕も勉強したてなので内容の信頼性に自信は無いが僕自身の勉強を兼ねてコラムにまとめたい。単に本を読むだけではなかなか身に付かないが記事にする事で僕の理解も深まると思うからだ。このHPをやっているお陰で野鳥の知識も上達が早い様な気がする。
過去に何度か掲載して来たアイリングのあるアオジ雄。雌タイプには珍しくないので雄若鳥ではないかと思う。野鳥たちは定期的に換羽するが全ての羽を一度に換羽する訳ではなく個体差も有るからこういう事も起こり得る。しかし以前レンジャーに画像を見せたら驚いていたので珍しいケースなのだろう。
カシラダカはアオジと同様安定して見られる冬鳥の定番だ。やや白飛びしてしまったがまあいいだろう。
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:15.0cm
翼開長:24.0cm
分布:本州以南で冬鳥。北海道で旅鳥。
生息地:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第611回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
カシラダカ
Rustic Bunting
Emberiza rustica
撮影日:2021年1月20日
撮影時間:11時08分46秒
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:16.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息地:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第611回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アオジ(雄)
Black-faced Bunting
Emberiza spodocephala personata
撮影日:2021年1月26日
撮影時間:10時48分59秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
アオジ カシラダカ レンズの球面収差
第619回 2021年2月6日