ここ数年、毎年正月に絶滅種のイラストを掲載しているが今回はかつて小笠原諸島に生息していたというオガサワラハシブトゴイをゴイサギをベースにして描いてみた。1889年の採集を最後に発見されていないので絶滅したとされている。オガサワラマシコ、オガサワラガビチョウに続いてイラストギャラリーで小笠原の絶滅種が3回続いたのはたまたまだが島嶼部に分布する種はそもそも狭いエリアに少数の個体が細々と生息していることが多いので稀少種になる傾向があり絶滅のリスクが高い。実際絶滅鳥には島嶼部の固有種が多い。オガサワラハシブトゴイの絶滅の原因には諸説ある様だがオガサワラマシコやオガサワラガビチョウなどと同様絶海の孤島の様な立地は外界から隔絶されているから外来種による環境の変化に弱いという側面も有るだろう。
オガサワラハシブトゴイという名称は亜種名であり種としてはハシブトゴイの一種だ。種としてのハシブトゴイはオーストラリアなどに生存しているからわざわざイラストを描かなくても実物の撮影が可能だ。オガサワラハシブトゴイは嘴が大きいとされるのでその特徴を意識的に描いた。

ゴイサギ:フォトギャラリー第302回他参照
オガサワラマシコ:イラストギャラリー第5号参照
オガサワラガビチョウ:イラストギャラリー第6号参照
分類:ペリカン目 サギ科
全長:60.0cm
翼開長:不明。
分布:1889年、小笠原諸島で留鳥。
生息環境:海岸の岩礁など。
食性:魚類、両生類、昆虫など。
レッドリスト:絶滅(EX)
Bonin Nankeen Night Heron
Nycticorax caledonicus crassirostris
オガサワラハシブトゴイ(想像図)
オガサワラハシブトゴイ
第7号 2018年1月1日