ヒオドシチョウ
アカタテハ
ベニシジミ
テングチョウ
余録;蝶
退屈しのぎの昆虫シリーズ・・・
そろそろタカの渡りシーズンなのでそれとなく意識して山地の撮影ポイントへ向かった。とは言え去年秋の渡りルートは明らかに市街地側へずれていたのでもし観察出来たらラッキーくらいの気持ちで臨んだ。見晴らしの良い丘の高い位置に陣取り上空を見上げるなり1羽のタカが真っ直ぐ東進して行った。まだ気持ち的にスタンバイ出来ておらず露出補正する余裕も無かったのでアンダーになってしまったがサシバである事は判った(撮影後の画像をパソコンで無理に補正するとノイズが目立つので事後補正は控え目にした)。個人的にサシバの過去最も早い初認は3月29日だったがこれを10年ぶりに3日更新した。時季的にまだ早いかなぁと思っていたのでちょっと意表を突かれた。しかも毎年春の渡りは高度が高く苦戦して来たので割と低空を飛んでくれたのも嬉しかった。出来ればゆっくりソアリングなどしてくれればなお良かったがグライディングであっと言う間に飛び去ってしまった。後日(4月1日)同じポイントでもう1羽観察出来たのでいよいよサシバの渡りが始まったという実感が強まった(高過ぎて何とか識別可能というレベルだったので画像は割愛)。しかしそのまた翌日(4月2日)別のポイント(去年の秋ノスリの渡りを観察した市街地寄りのポイント)へ行ってみたところサシバはおろかノスリも含めて全くゼロに終った。残念ながらまだ渡りのピークには程遠い状況だ(フォトギャラリー第418回参照)。
この日サシバは1羽飛んだだけでこの後はぱったりと途絶えてしまったがアカゲラが退屈する僕を楽しませてくれた。見ての通り恵まれた撮影条件ではなかったがその割にはきちんと(?)ピントが来ていて納得の画が得られた。見やすい所でゆっくりポーズなど取ってくれたら撮影は楽だがそんなものは誰でも撮れるのであって条件の厳しい時に撮れてこそ大きな達成感が得られる。留鳥のはずだが大阪府下での個人的な撮影記録は冬季に集中しており個人的にはむしろ過去最も時季的に遅い観察となった。そのくせこの冬は大阪では一度も撮影出来なかった。

ノスリ:フォトギャラリー第449回他参照
初歩のバードウォッチング:飛び方季節移動参照
分類:キツツキ目 キツツキ科
全長:24.0cm
翼開長:38.5cm
分布:九州以北で留鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:昆虫、幼虫、木の実など。
フォトギャラリー:第359回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アカゲラ(雄)
Great Spotted Woodpecker
Dendrocopos major hondoensis
撮影日:2019年3月26日
撮影時間:11時17分31秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:タカ目 タカ科
全長:雄47.0cm 雌51.0cm
翼開長:105.0~115.0cm
分布:青森~九州で夏鳥。
生息環境:森林、農耕地。
食性:爬虫類、両生類、鳥類、昆虫など。
レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
フォトギャラリー:第411回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
サシバ
Grey-faced Buzzard
Butastur indicus
撮影日:2019年3月26日
撮影時間:08時48分54秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
サシバ アカゲラ 蝶
第454回 2019年4月3日