余録;シカの足跡
去り行く冬の名残で前夜に薄く積もった雪を絡めてヒガラとルリビタキが撮れた。ヒガラは珍しく至近距離の地面に降りて来て何かをついばんで行った。
同じ所にルリビタキも居て、おあつらえ向きの所でポーズを取ってくれた。ルリビタキは漂鳥だが地元では冬鳥の傾向が強く個人的な記録では近畿圏におけるルリビタキの最も遅い終認日は4月12日で2回(2年)記録が有る。この日付は個人的には意味深長で、先日触れた通りジョウビタキとミヤマホオジロも同じ終認日だ(フォトギャラリー第536回参照)。
この日の早朝には最近いつも居る所でベニマシコがセイタカアワダチソウの種を食べていた。ベニマシコの最も遅い終認日は3月28日つまり今日だ。明日以降更新できるだろうか・・・
分類:スズメ目 アトリ科
全長:15.0cm
翼開長:21.0cm
分布:北海道で繁殖。本州以南で冬鳥。
生息環境:平地~山地の草原、林など。
食性:木の実、種子、昆虫など。
フォトギャラリー:第540回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ベニマシコ(雌タイプ)
Long-tailed Rosefinch
Uragus sibiricus
撮影日:2020年3月17日
撮影時間:06時52分11秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第532回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雄若鳥と思われる)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2020年3月17日
撮影時間:09時10分51秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 シジュウカラ科
全長:11.0cm
翼開長:17.0cm
分布:九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:山地の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、種子など。
フォトギャラリー:第530回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ヒガラ
Coal Tit
Periparus ater
撮影日:2020年3月17日
撮影時間:09時10分21秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ヒガラ ルリビタキ ベニマシコ シカの足跡
第542回 2020年3月28日