余録;
ニホンジカ
先日北海道で亜種ミヤマカケスを撮ったが大阪に戻って早速亜種カケスが撮れた。これまでフォトギャラリーには種としてのカケスのキャプションを載せていたが区別するため今回から亜種カケスとして掲載する。学名は種名のGarrulus glandariusの後にjaponicusが付く。因みにミヤマカケスはGarrulus glandarius brandtiiだが前2つが同じなのでこういう場合G.g.brandtiiと略されたりする。両亜種は津軽海峡(ブラキストン線)を境に分布が分かれているので互いに交配する事が無く亜種に分化したものと思われる。
タシギは識別が難しいのでこの解像度なら大抵ジシギ(タシギ、オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギ)のどれかという事にして片付けてしまうところだが嘴の長さとか次列風切先端や下大雨覆の明るさ、季節要因などから自信を持ってタシギと判断した。水路の中に2羽いたが気付かず接近して飛ばしてしまった。
ところで最近「野鳥王国」のアクセス数がようやく1万件を突破した。2016年にカウントを始めた当初はNinjaカウンターを使用して同日に二重カウントしない実質的な訪問者数をカウントしていたがサービス終了との事でFC2カウンターに切り替えたのを機に同日の二重カウントを有りに設定変更した。二重カウントしないと日が替わってもカウントしないという現象が起きたりしたからだ。それに伴い「2016年以降の主要ページカウント数」と表記を改めた。しかし従来の数字に単純に加算しているので正確な数字ではない。そもそもカウンターは万能ではなくカウンターを設置したページしかカウントしないしPC用のカウンターは携帯からのアクセスはカウントしない等の制約が有る。これらを正しくカウントしたいが僕の知識不足なのか物理的な制約なのか意図する設定が出来ていない。グーグルサーチコンソールによればモバイルからのアクセスがPCからのアクセスを上回っており半分以上が携帯等のモバイルからの検索ヒットだがそれらはカウント出来ていない。まあホームページ上に表示しているカウント数はさほど重要な情報ではなく目安程度に表示しているだけのものだから構わないんだけど。

ミヤマカケス:フォトギャラリー第602回参照
チュウジシギ:フォトギャラリー第293回参照
類似種の識別:タシギとチュウジシギ参照

分類:チドリ目 シギ科
全長:26.0cm
翼開長:44.0~47.0cm
分布:全国で旅鳥または冬鳥。
生息環境:水田、干潟など。
食性:ミミズ、幼虫、甲殻類など。
フォトギャラリー:第516回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
タシギ
Common Snipe
Gallinago gallinago
撮影日:2020年12月11日
撮影時間:08時49分55秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 カラス科
全長:33.0cm
翼開長:50.0cm
分布:本州、四国、九州などで留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:木の実など。
フォトギャラリー:第591回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
カケス(亜種カケス)
Eurasian Jay
Garrulus glandarius japonicus
撮影日:2020年12月11日
撮影時間:08時17分34秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
カケス タシギ ニホンジカ
第606回 2020年12月19日