余録;ウリ坊(ニホンイノシシの幼獣)
そろそろ熱中症を警戒しなければならない季節になったから猛暑となりつつあるフィールドで短時間の探鳥を日々繰り返す作戦で行こうと思って自宅近くの農耕地を午前中勝負で歩いていたらニホンイノシシの幼獣が数頭夢中で地面を嗅ぎまわっていた。イノシシは夜行性で警戒心が強く開けた所には出て来ないから意外に撮影難度が高い。これまで10年以上地元の里山を歩いて来たが痕跡は多いものの姿を見る事も稀でしかも一瞬で藪の中へ逃げ込んでしまうからマトモに撮れた事は無かった。この日里道を歩いていたら思いがけなくウリ坊たちに林の中で遭遇した(下記余録参照)。全て小さな幼獣で初めはヌートリアだと思った。割と近距離だったが全くこちらに気付いておらずゆっくり姿を見せてくれた。
翌日はウリ坊を狙った訳ではないが同じ所へ向けて足を運んだら途中で本編のコシアカツバメが撮れた。
分類:スズメ目 ツバメ科
全長:19.0cm
翼開長:32.0cm
分布:九州以北で夏鳥。一部越冬。
生息環境:住宅地、農耕地、海岸など。
食性:昆虫。
フォトギャラリー:第653回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
コシアカツバメ
Red-rumped Swallow
Hirundo daurica
撮影日:2021年7月20日
撮影時間:10時05分46秒
シャッタースピード:1/3200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
コシアカツバメ ウリ坊
第657回 2021年7月25日