2022年2月25日訂正;
上記アメリカヒドリの腋羽はレンジャーによればそうではなく背面の羽だとの事でした。なお本編の画像も同定してもらいましたがやはり確定的な事は言えないもののアメリカヒドリの幼羽が残った若い個体と思われるとの事でした。からにかけてのブドウ色が遠目には一様に見える事と上嘴基部に明瞭な黒線が有る事などが本種の特徴で、因みにこの個体の脇には幼羽が残っている様に見えるとの事でした。
余録;アメリカヒドリの腋羽(?)
この日は用事のついでに都市公園の池へ顔を出してみた。実質30分くらいしか時間が無かったが運良くアメリカヒドリと思われるカモが撮れた。しかしずっと泳ぎ回るばかりで重要な識別点である腋羽を見せてくれない。羽根さえ広げてくれたら見えるのでしばらく待ったが目の前まで寄って来てくれるものの一向にバタバタしてくれない。ぎりぎりまで頑張ったがとうとう時間切れで確認出来なかったのでキャプションに「?」を付けざるを得なかった。本種に限らずカモには交雑個体が多い。その中でも本種とヒドリガモとの識別は難しい。腋羽が白ければ本種、濁っていれば他種という判断になるが羽根を閉じていたら見えない。何とか動画から切り取った画像にそれらしいのが見えるがこの体勢でこれが腋羽かどうかも知識が無くて判らないし光の加減という事も有るので判断が付かない(下記余録参照)。いずれレンジャーに同定してもらうまで「?」付きで掲載する事にしたが個人的にはアメリカヒドリっぽいと思う。本種は初めて見た時も自分で見つけ後日レンジャーに同定してもらうまで確証が得られなかった(フォトギャラリー第102回参照)。都市公園にしては誰も気付いていないのかカメラマンの姿は無かった。フォトギャラリーへの掲載は8年9ヶ月ぶり2回目となったが目の肥えた野鳥ファンにとっては普通種なのだろうか・・・?

類似種の識別:アメリカヒドリとヒドリガモ参照
YouTube動画:アメリカヒドリ(?)参照
分類:カモ目 カモ科
全長:48.0cm
翼開長:82.0cm
分布:全国で稀な冬鳥。
生息環境:湖沼、河川、湿地、水田、干潟など。
食性:種子、青草など。
フォトギャラリー:第102回参照
撮影難易度:★★★★☆
アメリカヒドリ(雄?)
American Wigeon
Anas americana
撮影日:2021年10月28日
撮影時間:09時02分48秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2021年10月28日
撮影時間:08時50分32秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
アメリカヒドリ アメリカヒドリの腋羽
第675回 2021年11月28日