タカの渡りの主役がサシバやハチクマからノスリに変わりつつある。図鑑で留鳥とされる野鳥も渡りをする。いつも居る様に見えても個体が入れ替わっているという事も有るし自然界は必ずしも図鑑通りではないという事も有る。図鑑通りならノスリは大阪では留鳥のはずだが細かく見て行けば少なくとも僕の自宅が有るエリア周辺では冬鳥の傾向がはっきりしている。過去の個人的な撮影記録を見れば明らかだ。このノスリは最近撮影したサシバやハチクマと同じ様にソアリングしながら南西方向に見えなくなった。従って渡りの最中と思われる。この時季に渡って行くという事は大阪よりも遥か南方で越冬するつもりなのだろう。

サシバ:フォトギャラリー第321回他参照
ハチクマ:フォトギャラリー第321回他参照
初歩のバードウォッチング:飛び方参照
分類:タカ目 タカ科
全長:雄52.0cm 雌57.0cm
翼開長:122.0~137.0cm
分布:北海道~四国で留鳥。その他で冬鳥。
生息環境:平地~亜高山の林。
食性:小型哺乳類など。
フォトギャラリー:第279回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ノスリ
Common Buzzard
Buteo buteo
撮影日:2017年10月18日
撮影時間:09時24分43秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ノスリ
第324回 2017年10月26日