冬鳥が来ているのは間違いないがまだ個体数が少ない。少し前からウソの声だけは耳にしていたから居るのは分かっていたが不思議と姿はチラッとも見えずもしかしてこのままずっと見られないのではないかという悲観的なイメージが漂っていた。しかしウソの季節はまだまだこれから。いくらでもチャンスは有るはずだから焦っていた訳ではない。だから射程内にその姿を見つけた時も冷静にシャッターを切る余裕が有った。亜種の有力な識別点である最外側羽が見えないし光線状態が悪くて大雨覆の羽先も白色か灰白色かが見えにくく亜種ウソかアカウソか識別が難しいが大雨覆の羽先が亜種ウソの様に見えるという弱い根拠によりキャプションは亜種ウソの内容で記載した。
同じ場所で雌タイプながらルリビタキも今季初認できた。ちょっと遠くて光線も弱く褒められた画質ではないが「今年もまたルリビタキの季節がやって来たか~」と嬉しくなった。数羽がじゃれ合っていたが餌付けされていないルリビタキの習性らしく藪の中に隠れていて出は良くなかった。
実は同じ日にアオジも今季初認で撮れていたが少しでもマシな画(影被りながらアイキャッチが入っている)ということで数日後別の場所で撮れた方を選んだ。

アカウソ:フォトギャラリー第351回他参照
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:16.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息地:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第360回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
アオジ(雌タイプ)
Black-faced Bunting
Emberiza spodocephala personata
撮影日:2018年11月23日
撮影時間:08時02分48秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第353回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雌タイプ)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2018年11月20日
撮影時間:13時23分35秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 アトリ科
全長:16.0cm
翼開長:25.5cm
分布:九州以北で留鳥または冬鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:種子、芽、昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第171回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ウソ(亜種ウソ?雌)
Eurasian Bullfinch
Pyrrhula pyrrhula griseiventris
撮影日:2018年11月20日
撮影時間:13時03分26秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ウソ ルリビタキ アオジ
第424回 2018年11月30日