この日はかなり遠方まで出掛け、まずハイタカをゲット。色味からハイタカ属である事は瞬間的に判った。現時点でフォトギャラリー登場回数が最も多い野鳥だから今さら驚かないが今年初見だしシャッターチャンスとなるとやはり色めき立つ。個人的に頻繁に遭遇しているだけかも知れないが他種との整合性を考慮し撮影難易度を見直して星を減らした。
ハイタカより驚いたのはダイサギの方だ。チュウダイサギは夏鳥のはずだからこの時季に居るという事は亜種ダイサギかと思ったがよく見ると跗蹠(フショ)が黒っぽいので冬鳥の亜種ダイサギではなく夏鳥のチュウダイサギと思われる。何らかの事情で越冬しているのだろう。もし亜種ダイサギならチュウダイサギよりだいぶ珍しいし冬場のチュウダイサギもそれなりに珍しいからこの時季にダイサギを見つけたら要チェックだ。
この日は夕方になってルリビタキも撮れたのでオマケで掲載。

ダイサギ:フォトギャラリー第302回他参照
初歩のバードウォッチング:季節移動参照
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第351回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雌タイプ)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2018年2月8日
撮影時間:16時22分58秒
シャッタースピード:1/320秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:800
撮影地:京都府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
分類:ペリカン目 サギ科
全長:90.0cm
翼開長:170.0cm
分布:本州以南で夏鳥。
生息環境:湖沼、河川、水田など。
食性:魚類、両生類など。
フォトギャラリー:第302回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
チュウダイサギ
Eastern Great Egret
Ardea alba modesta
撮影日:2018年2月8日
撮影時間:13時06分19秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:400
撮影地:京都府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
分類:タカ目 タカ科
全長:雄32.0cm 雌39.0cm
翼開長:60.0~79.0cm
分布:本州以北で留鳥または冬鳥。
生息環境:森林、農耕地。
食性:鳥類、小型哺乳類など。
レッドリスト:準絶滅危惧(NT)
フォトギャラリー:第341回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ハイタカ
Eurasian Sparrowhawk
Accipiter nisus
撮影日:2018年2月8日
撮影時間:10時58分10秒
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:京都府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ハイタカ チュウダイサギ ルリビタキ
第353回 2018年2月23日