2018年5月25日追記;
当初上記のハチジョウツグミは種ツグミとして掲載していましたがレンジャーによる同定で亜種ハチジョウツグミと確認されたのでキャプションを修正しました。
オオミズナギドリ?
オオミズナギドリは頭部の白色味が強いが光線状態によっては黒っぽく見えることが有る。オオミズナギドリの可能性が高いがハシボソミズナギドリかハイイロミズナギドリの様にも見える。
オオミズナギドリ:フォトギャラリー第299回他参照
ハシボソミズナギドリ:フォトギャラリー第235回参照
カラスバト?
黒っぽい鳥なので光線状態が悪いと特徴が捉えにくくピンボケでは同定出来なくて当然。
オオハム?
シロエリオオハムはの後方に白斑は無く下尾筒基部に黒褐色の帯が有る。左の個体は脇の後方が白く見えるが下尾筒基部に帯らしきものが見える。右の個体は下尾筒基部に帯は見えないが脇後方は白く見えない。どちらも相反する要素が出てしまっており同定が難しい。
シロエリオオハム:フォトギャラリー第235回他参照
余録;識別困難な画像集
撮影はしたものの条件が悪くて同定が難しく没にしている画像は多い。野鳥は自然界の生き物だからいつも良い撮影条件に恵まれるとは限らない。今回の画像もそんなどうしようもないもので、どうやらツグミには違いないと思われる苦しい画像だ。さてこれがツグミだとして問題はその亜種で、亜種ツグミかハチジョウツグミか微妙なところだ。ただでさえツグミは個体変異が多く便宜的に淡色型と呼ばれる色味の個体も存在するくらいだ(フォトギャラリー第180回参照)。両亜種が交配した中間的な個体も多いという。この個体もどちらの亜種だとしても典型的な羽色ではなく識別が難しい。ハチジョウツグミではないかと思われるがキャプションの内容は無難に種としてのツグミで記載しておいた。実は全く別種の可能性も捨てきれないのでいずれプロに同定してもらう機会があれば訂正することになるかも知れない。ということで同様に不鮮明なため識別が困難で没にしている画像は多い。そんな画像を下記余録にまとめてみた。ま、早い話がNG総集編みたいなものだ。いずれも舳倉島またはへぐら航路で撮影したものだ。
何の脈絡も無いけどせっかく撮れたのでマヒワも載せておく。

ツグミ:フォトギャラリー第335回他参照
分類:スズメ目 アトリ科
全長:12.0cm
翼開長:21.0cm
分布:全国で冬鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の草原、林など。
食性:種子など。
フォトギャラリー:第340回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
マヒワ(雄)
Eurasian Siskin
Carduelis spinus
撮影日:2018年1月29日
撮影時間:11時25分09秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:兵庫県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:24.0cm
翼開長:39.0cm
分布:全国で冬鳥または旅鳥。
生息環境:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第111回参照
撮影難易度:★★★★☆
ツグミ(ハチジョウツグミ)
Naumann’s Thrush
Turdus naumanni naumanni
撮影日:2018年2月5日
撮影時間:09時37分23秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ハチジョウツグミ マヒワ 識別困難な画像集
第352回 2018年2月20日