ニセウンモンクチバ(?)
ウンモンクチバと極似するがどっちがオリジナルという訳でもないのにネーミングに「ニセ」とか「モドキ」とか使うのは何だか気の毒な気がする。
ツチイナゴ
ヤマトシジミ
ヒメウラナミジャノメ
余録;
政府の公表によれば今月1日から北海道と首都圏1都3県との不要不急の移動は慎重にしつつ県をまたぐ移動が解除されていたのが19日から全国的に解除となった。ようやくどこでも遠征出来る様になった・・・とは言えそんなに毎回珍鳥という訳には行かない。コロナが収まったと思ったら季節は梅雨入りしたからバードウォッチングは相変わらずままならない。晴とまでは言えなくても雨の降らない日は貴重だ。空模様を見てから出掛ける日々が続く。だからあまり遠くには行けない。と言うより最近は自宅近所にハマっていて「ちょこっとウォッチング」して帰るというパターンが増えた。
コシアカツバメは毎年近所に飛んで来る。現場へ行くとたいてい飛び回っているので無駄足になる事はまず無い。ツバメの幼鳥は現場からの帰り道電線に止まっていた。嘴が黄色く最外側尾羽が短い。もう巣立ちの季節を迎えた様だ。
トビもアオサギも撮影難易度が星1個でわざわざフォトギャラリーに掲載する事も滅多に無い様な普通種だ。少々珍しい野鳥が撮れてもコラムが書けなければお蔵入りする場合も有るが何か書けさえすればスズメやカラスでも載せてしまうのがフォトギャラリーの特色だ。野鳥撮影カレンダーの穴を埋めるのを兼ねて翼開長160cm級の大型の野鳥をまとめて本編に採用する事にした。どちらも身近な野鳥の中では最大級だ。トビもアオサギも翼開長は同じくらいだが全長は首の長いアオサギの方が長い。アオサギはこの辺りで繁殖しているらしく先日は巣材を運んでいるところも頻繁に見られた(画像は割愛)。トビはタカ科の中では最も繁栄している猛禽だが不思議と何かを食べているところはほとんど目にしない。野外では動物の死骸は人知れずトビやカラスが片付けているに違いない。野外で生きている動物たちは全ていずれ死骸になる時が来るのだからトビやカラスがそれらの屍肉を食べなければもっと野外に動物の死骸が溢れていてもおかしくない。もしそういうものが放置されていたら病原菌が蔓延する原因にもなりかねないから人間にとっても好ましくない。トビやカラスは世間では決して人気の有る野鳥とは言えないがそう考えると少しは感謝した方がいいかも知れない。
スズメ:フォトギャラリー第127回参照
ハシブトガラス:フォトギャラリー第308回参照
ハシボソガラス:フォトギャラリー第461回他参照
初歩のバードウォッチング:大きさの指標となる野鳥参照
分類:ペリカン目 サギ科
全長:93.0cm
翼開長:160.5cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:海岸、湖沼、河川、水田など。
食性:魚類、両生類、爬虫類など。
フォトギャラリー:
第502回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
アオサギ
Grey Heron
Ardea cinerea
撮影日:2020年6月7日
撮影時間:09時08分47秒
シャッタースピード:1/3200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:タカ目 タカ科
全長:雄58.5cm 雌68.5cm
翼開長:157.0~162.0cm
分布:九州以北で留鳥。
生息環境:海岸~山地の農地など。
食性:魚類、爬虫類、両生類、昆虫などの主に屍肉。
フォトギャラリー:
第278回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
トビ
Black Kite
Milvus migrans
撮影日:2020年6月7日
撮影時間:08時11分39秒
シャッタースピード:1/3200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ツバメ科
全長:17.0cm
翼開長:32.0cm
分布:九州以北で夏鳥。一部越冬。
生息環境:住宅地、農耕地など。
食性:昆虫など。
フォトギャラリー:
第558回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
ツバメ(幼鳥)
Barn Swallow
Hirundo rustica gutturalis
撮影日:2020年6月14日
撮影時間:12時35分53秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ツバメ科
全長:19.0cm
翼開長:32.0cm
分布:九州以北で夏鳥。一部越冬。
生息環境:住宅地、農耕地、海岸など。
食性:昆虫。
フォトギャラリー:
第561回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
コシアカツバメ
Red-rumped Swallow
Hirundo daurica
撮影日:2020年6月14日
撮影時間:10時55分30秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
コシアカツバメ ツバメ トビ アオサギ ヒメウラナミジャノメ ヤマトシジミ ツチイナゴ
ニセウンモンクチバ
第563回 2020年6月20日