前回に続いて今季初認の野鳥たち。通常観察出来る野鳥の中では日本最小のキクイタダキと次いで小さい野鳥のひとつヒガラの2種。いずれも高い木の上の方に居た小さな鳥なので画像を大きく引き伸ばしており画質は良くない。キクイタダキは過去の個人的な記録からこの辺りでは冬鳥と思われる。去年3月以来の撮影、フォトギャラリーには2年ぶりの掲載となった。松林の中でエナガの群れに遭遇したので何か混ざっていそうだと思い見ているとそれらしい姿が見つかった(1枚目)。翌日も同じ現場に行ってみたら再びそのすばしこい姿を捉える事が出来た(2・3枚目)。その時もエナガの群れに混ざっていた。遠目にはメジロと見分けがつきにくいがホバリングしたら本種の可能性が有る(メジロもかなり小さい野鳥のひとつ)。この現場は樹齢の長い大木が多くキクイタダキも上の方ですばしっこく飛び回っていたのでファインダーで追うのが大変で2枚目の嘴に何かをくわえている画像も3枚目の飛び物もたまたま撮れただけのものだ。
今季初認とは言ってもヒガラは真夏にも見るので冬鳥という訳ではないが個人的には今年3月以来の撮影だ。こちらは木の上の方でメジロと混群になっていた。

エナガ:フォトギャラリー第266回他参照
メジロ:フォトギャラリー第272回他参照
初歩のバードウォッチング:飛び方季節移動参照
分類:スズメ目 シジュウカラ科
全長:11.0cm
翼開長:17.0cm
分布:九州屋久島以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:山地の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、種子など。
フォトギャラリー:第283回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ヒガラ
Coal Tit
Periparus ater
撮影日:2017年10月31日
撮影時間:12時41分21秒
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2017年10月31日
撮影時間:12時39分40秒
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 キクイタダキ科
全長:10.0cm
翼開長:14.9cm
分布:九州以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の針葉樹林など。
食性:昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第212回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
キクイタダキ
Goldcrest
Regulus regulus
撮影日:2017年11月1日
撮影時間:12時35分40秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2017年11月1日
撮影時間:12時34分52秒
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2017年10月31日
撮影時間:13時12分12秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
キクイタダキ ヒガラ
第329回 2017年11月13日