第3回冬羽と思われる
顔や背面に青味が有る。
<再掲>フォトギャラリー第280回参照
雄の第1回冬羽または雌と思われる
尾以外の背面に青味が無い。
<再掲>フォトギャラリー第165回参照
余録;ルリビタキ雄の年齢別特徴
いつも「雌タイプ」とひとくくりにして片付けていてはいつまで経っても上達しない。やたら雌タイプが多いので識別に挑戦してみることにした。
いつも行くポイントでは野鳥の出がイマイチなので早めにハケて帰り道に撮影ポイントとまでは言えないが最近ちょっと注目している場所に立ち寄ってみた。いつも素通りしていた所だがちょくちょく小鳥が出没するので困った時は足を止めてみる様にしている。だがこの時姿を見せてくれたルリビタキは今季のパターン通りまたしても雌タイプだった。雌タイプとは言っても翼角(小雨覆)や背面に極わずかに青味が有るので第1回冬羽か第2回冬羽の雄若鳥と思われる。このまま第4回冬羽以降の雄成鳥に会えないまま今シーズンは終ってしまうのだろうか(下記余録参照)。最後にはっきりした雄成鳥を見たのは去年の1月だからもう1年以上見てないことになる(フォトギャラリー第349回参照)。去年の台風以来里山の環境が変わってしまいしかも今季は暖冬傾向で野鳥たちの行動パターンが変化しているらしく過去の撮影ポイントが微妙に変化し経験が通用しなくなっているから新規開拓の必要を感じている。
このホームページには初心者の人も訪れていると思うのでたまたま往路で撮れたジョウビタキの雌タイプも比較の為に掲載。よく見れば両者の違いは明らかだが背面が見えないと遠目には第一印象が意外に似ているので僕も現場では勘違いしてしまうことが有る。ルリビタキ雌タイプは腰から上尾筒(尾の根元の背面側)、尾が青くジョウビタキ雌タイプは上尾筒などが橙色。ルリビタキは脇が橙黄色でジョウビタキは次列風切(翼の一部)に白斑が有る。ルリビタキは図鑑では漂鳥だがこのエリアでは明らかにジョウビタキと同様冬鳥だ。世間ではぼちぼち冬鳥の北帰が始まっている様なのでそろそろ見納めだ。個人的には地元で過去最も遅い終認はルリビタキもジョウビタキもたまたま同じ4月12日だが今季は暖冬傾向なので例年より早いかも知れない。
初歩のバードウォッチング:季節移動参照
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で冬鳥。
生息環境:住宅地、農耕地、林など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。
フォトギャラリー:
第436回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ジョウビタキ(雌)
Daurian Redstart
Phoenicurus auroreus
撮影日:2019年2月22日
撮影時間:08時25分01秒
シャッタースピード:1/640秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:
第444回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(雄若鳥)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2019年2月22日
撮影時間:11時23分24秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ルリビタキ ジョウビタキ ルリビタキ雄の年齢別特徴
第446回 2019年3月3日