ソメイヨシノ
たった1本の木から接ぎ木で株が分けられて全国に広まったので全国のソメイヨシノが同じDNAの言わばクローンだ。
ヤマザクラ
ソメイヨシノ程の華やかさは無いが野生種であり里山に自生していると自然で素朴な感じがする。
余録;桜
タカの渡り狙いでいつものポイントではなくタカが低く飛ぶ取っておきのポイントへ行ってみたらこちらの目線より少し上だったがサシバが狙い通り低く飛んだ。しかしちょっと遠かったので画質は満足出来るものではない。渡りにしては低く直線飛行して行ったが飛び去った先でソアリングで上昇しているのが見えたからやはり渡りと思われる。塒立ちだったのかも知れない。一瞬の出来事だったがタカの渡りをほぼ真横から見られる機会は少ないから幸運だった。この現場では過去にハイタカ、オオタカ、ノスリ、ハヤブサなどを近距離で撮影している(フォトギャラリー第331回第333回第351回第358回参照)。去年の春ここでサシバも撮影していたがハイタカの印象が強過ぎてこの原稿を書くまですっかり忘れていた(フォトギャラリー第369回参照)。つまりここがサシバの渡りルートである事は間違いないと思われる。単にサシバを撮影出来たという事に留まらずその事が再確認出来たので二重に嬉しかった。
この日は現場へ向かう山道の途中でルリビタキの雄に出くわした。第3回冬羽以降の成鳥の様だ。今季ここまで出会ったのはことごとく雌タイプでもうこのまま雄成鳥には会えずに終ってしまうだろうと半ば諦めていたから渡去直前のこの時季になって出会えて喜びもひとしおだ。個人的に雄成鳥は1年2ヶ月ぶりで随分久しぶりという気がする。
3日後には別のポイントで雌タイプ(おそらく雌)も撮れた。ルリビタキは漂鳥なので海外で繁殖するミヤマホオジロなどと比べると繁殖地が近い。だから比較的春遅くまで見られるイメージだが個人的な最も遅い終認記録は実はルリビタキもミヤマホオジロも同じ4月12日でルリビタキについては今回の雌タイプがタイ記録となった(フォトギャラリー第288回参照)。

ハイタカ:フォトギャラリー第429回他参照
オオタカ:フォトギャラリー第333回他参照
ノスリ:フォトギャラリー第449回他参照
ハヤブサ:フォトギャラリー第411回他参照
ミヤマホオジロ:フォトギャラリー第452回他参照
初歩のバードウォッチング:飛び方参照
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:14.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第447回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ルリビタキ(上=雄、下=雌タイプ)
Red-flanked Bluetail
Tarsiger cyanurus
撮影日:2019年4月12日
撮影時間:10時12分46秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2019年4月9日
撮影時間:07時05分56秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:タカ目 タカ科
全長:雄47.0cm 雌51.0cm
翼開長:105.0~115.0cm
分布:青森~九州で夏鳥。
生息環境:森林、農耕地。
食性:爬虫類、両生類、鳥類、昆虫など。
レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
フォトギャラリー:第454回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
サシバ
Grey-faced Buzzard
Butastur indicus
撮影日:2019年4月9日
撮影時間:09時40分35秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
サシバ ルリビタキ 桜
第459回 2019年4月18日