余録;アナグマ(?)
何と大阪郊外の公園の雨水桝の中に居た。
グレーチング(蓋)越しの撮影となったので檻の中みたいに見えるが単に雨水桝を上から覗いたところ。いったいどうやって中に入ったのか?どこかに雨水管の出口が有るはずだからそこから入ったのだろうか。鉄砲水に襲われない限りこれほど安全な場所は無いだろう。
ニホンアナグマ:フォトギャラリー第118回余録参照
いつもの様に山地の自然歩道を歩いていたら頭の上の方でアオゲラの声がけたたましく響いた。鬱蒼とした木々の合間にその姿を垣間見て駄目もとでシャッターを切った。アオゲラの幼鳥は嘴が短く虹彩が褐色がかるとされ、この個体は虹彩の色は確認出来ないものの嘴が短い様に見えるので幼鳥の可能性が有る。撮影条件が最悪で、これでさえよく撮れたものだと思う。前回のサンコウチョウもそうだったが僕は野鳥の繁殖(営巣や巣立ち)はむやみに狙って撮るべきものではなく出会いがしらでたまたま撮れるものに限定するのが望ましいという考えなので、警戒心の希薄な一部の種を除き繁殖の現場を見つけても極力その場限りとするように心掛けている(フォトギャラリー第191回第238回参照)。今回も他の目的地への途上でもあったので早々に切り上げた。
図らずもフォトギャラリーに2回連続の登場となったオオルリ。この個体は既にが青い事などから雄の幼鳥と思われる。頭から肩羽、雨覆、にかけて幼羽が顕著に残っている。前回とは別のエリアでの撮影。
コジュケイはオオルリと同じ現場での撮影。コジュケイにしては肝っ玉の座った個体で全く無警戒に僕の目の前をニワトリみたいに闊歩していた。以前も警戒心の希薄なコジュケイに出会った事は有ったがその時とは別の場所なので別個体と思われる(フォトギャラリー第226回参照)。
分類:キジ目 キジ科
全長:27.0cm
翼開長:40.0cm
分布:本州、四国、九州などで留鳥。外来種。
生息環境:平地~山地の林、農耕地など。
食性:種子、芽、葉、昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:第226回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
コジュケイ(雄)
Chinese Bamboo Partridge
Bambusicola thoracicus
撮影日:2016年7月7日
撮影時間:10時58分55秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F6.3
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:16.0cm
翼開長:27.0cm
分布:九州以北で夏鳥。
生息環境:平地~山地の川沿の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。
フォトギャラリー:第238回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
オオルリ(幼鳥)
Blue-and-white Flycatcher
Cyanoptila cyanomelana
撮影日:2016年7月7日
撮影時間:09時30分35秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:キツツキ目 キツツキ科
全長:29.0cm
翼開長:49.0cm
分布:本州で留鳥。日本固有種。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:幼虫、木の実など。
フォトギャラリー:第228回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
アオゲラ(幼鳥?)
Japanese Green Woodpecker
Picus awokera awokera
撮影日:2016年7月1日
撮影時間:09時35分31秒
シャッタースピード:1/40秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
アオゲラ オオルリ コジュケイ アナグマ
第239回 2016年7月15日