川面すれすれを滑翔(画面奥にカモの群れ)。このあと死角へ・・・
背景が堤防目線になり・・・
降下に移り加速・・・
高い位置から・・・
余録;ハヤブサの滑翔
今年最初の猛禽はノスリだった。里山を歩いていたら初め木に止まっている姿が見えカメラを構えた瞬間に飛んでしまったが僕の進行方向へ飛んだので先へ歩いてみたら再び遠方に止まっているのが見えて今度はゆっくり撮影出来た。
去年暮れにはハヤブサが撮れた。記憶する限り過去10年間このエリアでは見たことが無く、見えた瞬間はどうせキジバトだろうと思ったが何となく飛び方がシャープに見えたので一応撮影してみたらハヤブサだった。こんなノリで漫然と歩いていて見落としている野鳥も多いんだろうなと反省。だからという訳でもないと思うがフォトギャラリーには2年半ぶりの掲載となってしまった。デジタルはフィルムと違い何枚失敗しても構わないんだから手抜きせず撮影しておくべきなのは当然だが後で整理するのが面倒なのでいちいちキジバトなどにレンズを向ける気にはならずついついパスしてしまう。実際その大半はキジバトだからどうしてもそうなる。バードウォッチングには撮影技術以前に集中力と忍耐力が必要だといつも自分に言い聞かせ叱咤しながら探鳥している。
ところでもう何年も前の事だが河川敷を歩いていたら1羽のハヤブサが猛スピードで滑翔しカモの群れに飛び込んで行くのが見えた事が有る。そのとき対岸の堤防上を走っていた数台の車をゴボウ抜きにしている様に見えたから恐らく目測で時速100kmは出ていたと思われる。ハヤブサは羽ばたいて水平に飛ぶ時は前述の様にキジバトなどとあまり変わらないスピードだがこの時は水平飛行に移る前に高い位置から降下して加速していた(下記余録参照)。

キジバト:フォトギャラリー第61回参照
分類:ハヤブサ目 ハヤブサ科
全長:雄42.0cm 雌49.0cm
翼開長:84.0cm~120.0cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:海岸、河川、農耕地など。
食性:鳥類など。
レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
フォトギャラリー:第187回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
ハヤブサ(幼鳥)
Peregrine Falcon
Falco peregrinus
撮影日:2017年12月29日
撮影時間:10時50分20秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:タカ目 タカ科
全長:雄52.0cm 雌57.0cm
翼開長:122.0~137.0cm
分布:北海道~四国で留鳥。その他で冬鳥。
生息環境:平地~亜高山の林。
食性:小型哺乳類など。
フォトギャラリー:第335回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ノスリ
Common Buzzard
Buteo buteo
撮影日:2018年1月4日
撮影時間:09時47分18秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ノスリ ハヤブサ ハヤブサの滑翔
第345回 2018年1月15日