2016年11月18日後日記;訂正
湖北野鳥センターの人に再確認したところ上記の様な代替わりは無く元々の雌が現役で頑張っているとの事でした。
同じシャッターチャンスは二度と来ないものだ。過去の写真を見比べてみても全て違う。変化の少ないイメージのオオワシも様々な表情を見せてくれる。
もう先月の事だが気がつけば4ヶ月ぶりとなった琵琶湖でオオワシと再会した。とは言え昨シーズンまでの雌ではなく別個体の若い雄だとかで、あっけなく代替わりしたらしい。先代の雌はかなり高齢だったらしく、今シーズンは遂にここまで渡って来られなかった様だ。どこかで元気にしていて欲しいと願わずにはおれない。それにしても不思議なのは、今シーズンも切れ目無く別の個体がここに渡って来てくれた事だ。野鳥ファンとしては嬉しい限りだ。
1枚目の写真は時折細かい雪の粒が横殴りに吹き付ける吹きっさらしの農耕地帯に立ったままカメラを構えていた時、頭上に飛来したところを手持ち撮影したものだ。カメラを三脚に固定したままで真上を撮影するのは難しいから、とっさに手持ちに切り替えた。
2枚目の写真は「琵琶湖水鳥・湿地センター」にカメラを据えて間もなく、レンジャーの人が「今季最接近!」と興奮して叫ぶほど至近距離までぐんぐん接近して来た時のもので、飛翔中のオオワシをほぼ正面のアングルから捉えた。なぜか僕はこういう場に不思議と居合わせる。
アメリカの国鳥ハクトウワシより大きなオオワシ。的が大きいのでファインダーには捉え易いが、この通り巨体だし見た目以上に意外と飛翔速度が速いので、ちょっと油断するとフレームからはみ出す。もう北帰してしまったので、この冬はこの1回しか撮影の機会が作れなかったが、きっとまた来シーズン僕のフレームに納まってくれるだろう。
分類:タカ目 タカ科
全長:雄88.0cm 雌102.0cm
翼開長:220.0~245.0cm
分布:北海道、東北、日本海側などで冬鳥。
生息環境:海岸、湖沼、河川など。
食性:魚類、鳥類、両生類、哺乳類など。
レッドリスト:
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
指定:
天然記念物
フォトギャラリー:第73回第74回第94回第107回参照
撮影難易度:★★★★☆
Steller’s Sea Eagle
Haliaeetus pelagicus
オオワシ
撮影日:2014年2月19日
撮影時間:09時14分04秒
シャッタースピード:1/320秒
絞り値:F16
撮影モード:マニュアル
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:400
撮影地:滋賀県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
撮影日:2014年2月18日
撮影時間:12時25分51秒
シャッタースピード:1/400秒
絞り値:F16
撮影モード:マニュアル
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:800
撮影地:滋賀県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
オオワシ
第131回 2014年3月12日