夕食は行きつけの割烹料理「名月」で。
割烹料理「名月」
袖ヶ浜まで戻って来るとイソヒヨドリが虫をたくさんくわえていた。どこかで営巣しているのだろう。雌の姿も有った。今回掲載の野鳥はどちらも採餌中だった。
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:23.0cm
翼開長:35.5cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:海岸や河川の岩場、農地など。
食性:昆虫、爬虫類など。
フォトギャラリー:
第643回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
イソヒヨドリ(雄)
Red-bellied Rock Thrush
Monticola solitarius
撮影日:2022年5月15日
撮影時間:14時27分47秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
沖には七ツ島が微かに望めた。
七ツ島
3年前より少し先まで進んだ辺りで折り返し来た道を戻った。往路では気付かなかった夫婦岩を見下ろす。
夫婦岩
赤崎という集落に辿り着くと道端に石川県指定天然記念物のキリシマツツジの看板が有るが詳しい位置が書かれていない。3年前にここを訪れた時には見つけられなかったので地元の人を見つけて尋ねようやく裏山に少し入り込んだ所にあると分かり少し探し回ってやっと見つけた。寛永年間に藩主前田斉泰がここを訪れ当時大木だったキリシマツツジを気に入り株分けしてもらったという逸話が残っているとかでその子孫の木が前田斉泰腰掛の岩と共にここに現存している。
キリシマツツジ
ここまで来てようやくサンショウクイの声が聞こえた。しばらく探していると空抜けながらその姿を捉える事が出来た。恐らく雄と思われる。ちょうど幼虫を捕まえたところだ。
分類:スズメ目 サンショウクイ科
全長:20.0cm
翼開長:28.0cm
分布:本州、四国で夏鳥、九州で旅鳥、南西諸島で留鳥。
生息環境:平地~山地の広葉樹林など。
食性:昆虫など。
レッドリスト:
(VU)
フォトギャラリー:
第570回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
サンショウクイ
Ashy Minivet
Pericrocotus divaricatus
撮影日:2022年5月15日
撮影時間:11時28分26秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ケヤキトンネルも変わらず。県道は拡幅工事が何年か計画で進んでいる様だがここだけは道路も拡幅しないで欲しい・・・
ケヤキトンネル
展望台の眼下には3年前と変わらず左に千畳敷岩、右にゾウゾウ鼻が見えた。画像を見比べても3年程度では目に見える風化は全く無い。右画像は2019年の同所<再掲>。
左に千畳敷岩、右にゾウゾウ鼻
ゾウゾウ鼻見晴らし展望台に到着したものの肝心の野鳥はこれと言ったものは見られない。
ゾウゾウ鼻見晴らし展望台
県道沿いの風景
2時間ほど海沿いの県道を延々歩いて鵜入漁港に到達。上から見下ろすと黒光りする瓦の波が美しい。瓦が黒いのは雪を早く溶かす為という説が有力な様だ。
鵜入漁港
島に渡れないとなると本土側で探鳥せざるを得ない。3年前やはりへぐら航路が欠航したとき歩いた海沿いの県道38号線をまた歩く事にした(フォトギャラリー第470回参照)。
袖ヶ浜
そうなればまず確保しなければならないのが今夜の宿だ。幸い輪島市内の民宿白塔園に部屋を確保出来たので早速荷物を降ろした。
民宿白塔園
しかし残念ながらこの日は風波高く欠航となってしまった。民宿つかさの1泊目は流れた。
深夜ドライブで大阪から輪島港までやって来た僕は5月15日早朝、毎度の事ながらへぐら航路で悶々と待たされた。
へぐら航路
去年10月以来の舳倉島遠征の顛末を数回に分けてリポートする予定(フォトギャラリー第670回~第672回参照)。
最近メインカメラを取り急ぎD5600に買い替えたのもこの遠征が間近に迫っていたからだった。D5100を壊してしまったのが5月6日、買い替えたのが5月10日で遠征に出発したのが5月14日という慌ただしさだった。そして春の舳倉島はコロナ禍の影響で3年ぶりとなった(フォトギャラリー第469回~第475回参照)。今回は舳倉島の民宿つかさに4泊の予定だ。
第704回 2022年6月17日