竹生島
撮影地風景;
舳倉島遠征の帰路に立ち寄ったばかりの湖北に今度は電車で行き山本山に登って探鳥して来た。JR河毛駅から徒歩でまず湖北野鳥センターに向かった。その途上撮れたのがケリだった(掲載順は前後)。
道の駅で昼食をとった後山本山へ向けて探鳥を再開した。山本山は標高325mで冬季にはオオワシが渡来する山として野鳥ファンの間では有名だが琵琶湖の湖面が標高約85mだから実質的な高低差は240mほどだ。山頂には山本山城跡がある。戦国時代には浅井氏の支城だったが秀吉の余りの大軍に恐れをなした守将が戦わずして城を明け渡したという史実がある。それはともかくコロナ禍ですっかり体がなまって筋力が落ち体重も増えた僕にはちょっときつい城攻めだ。
喘ぎながら登って行く途中メジロが撮れた。しかし労力の割に鳥影が少なく目的が次第に登頂になって来た。40分以上も掛かっただろうか、ようやく三の丸跡に辿り着くと琵琶湖沖に竹生島が望めた。
実は山頂の先には秀吉と柴田勝家が戦った賤ケ岳古戦場から余呉湖まで尾根伝いに山道が繋がっている。いずれ縦走しようと思っているが今回はその余力も時間も無い。本丸跡で休憩したあと下りに転じた。足の踏ん張りが効かないので下りと言えど楽ではない。ひたすら下っていると近くでサンショウクイの声がした。しばらく木々を見上げているとその姿が見えた。ようやくここまで登って来た甲斐が有った。
下山後バス停のベンチで休憩したあと再び河毛駅まで歩いて帰路についた。

オオワシ:フォトギャラリー第732回他参照
動画ギャラリー:湖北・山本山バードウォッチング参照
分類:スズメ目 メジロ科
全長:12.0cm
翼開長:17.5cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実、花蜜など。
フォトギャラリー:第733回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
メジロ
Japanese White-eye
Zosterops japonicus
撮影日:2023年5月31日
撮影時間:13時48分59秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:滋賀県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:チドリ目 チドリ科
全長:36.0cm
翼開長:75.0cm
分布:中部・近畿で留鳥。その他地方で夏鳥または冬鳥。
生息環境:河川、水田など。
食性:昆虫など。
レッドリスト:情報不足(DD)
フォトギャラリー:第758回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ケリ
Grey-headed Lapwing
Vanellus cinereus
撮影日:2023年5月31日
撮影時間:10時50分43秒
シャッタースピード:1/3200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:滋賀県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 サンショウクイ科
全長:20.0cm
翼開長:28.0cm
分布:本州、四国で夏鳥、九州で旅鳥、南西諸島で留鳥。
生息環境:平地~山地の広葉樹林など。
食性:昆虫など。
レッドリスト:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
フォトギャラリー:第753回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
サンショウクイ
Ashy Minivet
Pericrocotus divaricatus
撮影日:2023年5月31日
撮影時間:14時33分46秒
シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:滋賀県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
サンショウクイ ケリ メジロ 竹生島
第759回 2023年8月29日