②は腮から喉に黒斑が無く頬にも黒斑が無いので偽物(加工画像)です。
①は腮から喉に黒斑が無く偽物(加工画像)。
③本物はからに黒斑が有ります。
クイズの答え;
前回のクイズ「正しいスズメはどれ?」の正解は③です。
撮れて嬉しい写真というものが有る。そろそろタカの渡りのシーズン(去年はこの日にハチクマを撮影=フォトギャラリー第318回参照)だから里山に向かったがタカは見られず見通しの利かない薄暗い林の奥にサンコウチョウの幼鳥が止まったのが見えた。肉眼でも何故かそれと直感した。撮影してみるとやはりアイリングがまだ無く嘴も黒っぽいので雌成鳥ではない。今年生まれの幼鳥で第1回冬羽と思われる。成鳥は容姿もさえずりも奇抜だが幼鳥は地味だ。因みに巣立ち雛は時季的には7月頃だし体上面全体が褐色で嘴もこんなに黒っぽくない(フォトギャラリー第147回参照)。この写真はうまく説明出来ないが何故か撮れて嬉しい写真だ。この夏はいろんな事が有り過ぎて夏鳥の撮影が不完全燃焼だったから喜びもひとしおだ。図鑑によれば10月上旬頃まで見られる可能性有るものの個人的にはサンコウチョウの過去最も遅い終認は8月10日だったから9月中旬に見られるとは思ってなかった。今回もまた狙った野鳥が撮れずほとんど想定していなかった野鳥が撮れるというありがちパターンだ。季節移動の途中たまたまここに立ち寄ったものだろうか?もしこのエリアで繁殖したのなら先日の台風も無事に乗り切った個体ということになる。それと同時にここが生まれ故郷という事だから来年またここに戻って来て立派に成長した姿を見せて欲しい(個体の識別は無理だが)。
幼鳥と言えば1週間程前に見つけたカイツブリの雛たちもひと回りほど大きくなっていたが餌はまだ自分では獲れず親に頼り切っていた(フォトギャラリー第399回参照)。前回より近い距離で撮れたので掲載。
我々人間が災害に悲鳴を上げているのを尻目に野鳥界では新しい命が生まれ逞しく生き残っているのが嬉しい。

ハチクマ:フォトギャラリー第321回他参照
初歩のバードウォッチング:フィールドマーク参照
分類:カイツブリ目 カイツブリ科
全長:26.0cm
翼開長:45.0cm
分布:全国で留鳥または漂鳥。
生息環境:湖、池、河川など。
食性:魚類、昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第399回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
カイツブリ(上左・下=雛、上右=成鳥)
Little Grebe
Tachybaptus ruficollis
撮影日:2018年9月13日
撮影時間:09時41分18秒
シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2018年9月13日
撮影時間:09時40分21秒
シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:スズメ目 カササギヒタキ科
全長:雄45.0cm 雌18.0cm
翼開長:28.0cm
分布:本州以南で夏鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:昆虫。
フォトギャラリー:第395回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
サンコウチョウ(幼鳥)
Japanese Paradise Flycatcher
Terpsiphone atrocaudata
撮影日:2018年9月13日
撮影時間:09時58分27秒
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
サンコウチョウ カイツブリ クイズの答え
第402回 2018年9月20日