フォトギャラリー・レイアウト編
乗船した後で小耳にはさんだところではカラアカハラは結局出なかったらしい。
この後は気持ちを切り替えて帰路の航路上の海鳥を狙う事になる。

カラアカハラ:フォトギャラリー第111回参照
初歩のバードウォッチング:飛び方参照

動画ギャラリー:舳倉島バードウォッチングの旅2022年⑤参照
民宿つかさ
船の時間がひたひたと迫って来たので最後に野鳥観察舎の水場で粘る事にした。頑張った甲斐有ってノゴマが来てくれた。上記カラスバトの2枚目もこの時撮れたもの。しかしまだ荷造りをしていなかったので余裕を持って民宿つかさへ戻らねばならず早めに水場を後にした。ところが途中でプロカメラマンを含む小グループが急ぎ足でどこかに向かっているのに出くわし付いて行くとグラウンド奥で数人のカメラマンが何かを狙っている現場に着いた。聞けばカラアカハラが居ると言う。もし撮れたら個人的には9年ぶり2回目だからこのギリギリのタイミングで撮れたら嬉しい。しかしタイムリミットまで頑張ったにも関わらずその姿を捉える事は出来なかった。これもタイミングだと諦め宿に戻って舳倉島港へ向かう事にした。因みに冒頭のオオムシクイ2枚目はこの時に撮ったもの。
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:16.0cm
翼開長:23.0cm
分布:北海道で夏鳥、本州以南で旅鳥。
生息環境:平地~山地の草原、林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第389回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
ノゴマ(雄)
Siberian Rubythroat
Luscinia calliope
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:12時16分00秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:4000
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
その後タヒバリロードから龍神池にかけて歩いていると数羽の猛禽が上空をソアリングしていた。ずっと僕の上空をついて来る様に飛んでいる個体も居た。「もしや狙われているのか?」と思いつつ見上げながら歩いた。居合わせた人は皆ただのノスリだと見切りをつけていたが僕はどこか違うと思ってとりあえず撮れるだけ撮っておいた。どこが変かと言うと初列風切の基部が白っぽいのだ。もしやオオノスリかと思い後日レンジャーに見せたらオオノスリではなくノスリの大陸型だとの事。アマチュアはよく間違えるらしい。それでも大陸型は初めて見るので僕としては大満足だ。ノスリの撮影難易度は星2個としているが大陸型に限れば3個から4個相当だ。
分類:タカ目 タカ科
全長:雄52.0cm 雌57.0cm
翼開長:122.0~137.0cm
分布:北海道~四国で留鳥。その他で冬鳥。
生息環境:平地~亜高山の林。
食性:小型哺乳類など。
フォトギャラリー:第688回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
ノスリ(大陸型)
Common Buzzard
Buteo buteo
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:11時26分02秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:11時17分19秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
築島の辺りから沖の岩礁を観察していたら何やら白っぽい海鳥が見えたが遠過ぎて300mmレンズでは判別不能だった。重い500mmレンズと三脚は横着して宿に置いて出ていたのでわざわざ宿まで取りに戻って引き返して撮影した。エクステンダーで更に倍にして撮ってみるとどうやらウミウっぽいと判ったがそれにしても白っぽいのでもしやと思い何枚か撮影しておいて後日レンジャーに確認してもらったらウミウの幼鳥との回答で落ち着いた。
分類:カツオドリ目 ウ科
全長:84.0cm
翼開長:133.0cm
分布:東北北部以北の太平洋側、九州北部以北の日本海側で留鳥、その他で冬鳥。
生息環境:海岸など。
食性:魚類。
フォトギャラリー:第392回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
ウミウ(幼鳥)
Japanese Cormorant
Phalacrocorax capillatus
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:11時05分23秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:10時43分18秒
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F16
撮影モード:マニュアル
焦点距離:1000mm(換算1500mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon Reflex-NIKKOR・C 1:8 f=500mm
:Nikon Teleconverter TC-201 2×
カラスバトも1枚目と2枚目との間はだいぶ時間差が有る。1枚目は朝松林で、2枚目は水場で撮ったもの。1枚目の撮影の経緯は僕の勘違いで第707回で紹介済みだ。あの日のカラスバトは同じ松林で撮ったものには違いないが普通に枝止まりしている個体を見つけて撮ったものだった。従ってこの画像こそが塒付近で撮ったものだ。本種2枚目は水場で小鳥を狙っていたら近くで声が聞こえ林の奥に垣間見えるのを発見し撮影したもので設定を間違って超高感度のままだったので著しく露出オーバーだが空が白飛びしたもののカラスバト自体は幸い適正露出に近く奇跡的に結果オーライとなった。
分類:ハト目 ハト科
全長:40.0cm
翼開長:62.5cm
分布:主に本州中部以南の島嶼で留鳥。
生息環境:森林。
食性:木の実、種子など。
レッドリスト:準絶滅危惧(NT)
フォトギャラリー:第707回他参照
撮影難易度:★★★★☆
カラスバト(亜種カラスバト?)
Japanese Wood Pigeon
Columba janthina janthina
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:13時02分52秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:4000
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:08時40分37秒
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
舳倉島3日目の朝、どこで撮ったかよく覚えてないが恐らく松林のどこかでオオムシクイと思われる野鳥が撮れた。当初の予定では民宿つかさに4泊のつもりだったが先述の様に1泊目はへぐら航路の欠航で島に渡れなかったので3泊に変更を余儀なくされていた(フォトギャラリー第704回参照)。加えてこの翌日また海が荒れそうだとの事で更に予定を変更してこの日本土に戻る事にした。よって舳倉島最終日となったがまた寝坊してしまった。本種2枚目はだいぶあと高速船に乗船する直前に水場から民宿つかさへ荷物をまとめに戻る途中のグラウンド周辺で撮ったもの。1枚目も2枚目も声で判断出来なかったので時季的な要素や色味で総合的にオオムシクイと判断した。
分類:スズメ目 ムシクイ科
全長:10.0~13.0cm
翼開長:20.5cm
分布:北海道で夏鳥、それ以外で旅鳥。
生息環境:平地~亜高山帯の林など。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。
レッドリスト:情報不足(DD)
フォトギャラリー:第670回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
オオムシクイ(?)
Kamchatka Leaf Warbler
Phylloscopus examinandus
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:14時23分31秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2022年5月18日
撮影時間:07時35分44秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
第709回 2022年7月28日