Red-rumped Swallow
Hirundo daurica
分類:スズメ目 ツバメ科
全長:19.0cm
翼開長:32.0cm
分布:九州以北で夏鳥。一部越冬。
生息環境:住宅地、農耕地、海岸など。
食性:昆虫。
フォトギャラリー:第11回・第84回・第145回参照
撮影難易度:★★★☆☆
「野鳥王国」のドメイン名に使っている「ツバクラメ」はツバメの古称だ。コシアカツバメはシレッとツバメの群れの中に混ざっている事が有るから、たとえツバメの群れであってもよく確認しておいた方が良い。見慣れれば遠目にも肉眼でそれと分かる様になる。野鳥ファンの間では最近「鳥枯れ」とか言って鳥が居ないと嘆く声も聞かれるが、鳥が「居ない」のではなくて「気付いてない」だけなのかも知れない。自分で探鳥する手間を惜しむと、知らず知らずスキルが低下してせっかくの野鳥を見落としてしまうという事も無いとは限らない。
コシアカツバメの飛翔は何度も撮影しているが、何故かいつも写っているのは見上げるアングルの下面側で、上面の赤褐色の腰はほとんど写っていなかった。この様に見下ろすアングルではピントを背景に取られやすくAF撮影は難しい。今回ピン甘ながら、だいぶ実って来た稲穂を背景に秋めいた画が撮れたので紹介する事にした。
ところでこの夏は2ヶ所でコシアカツバメの巣を見つけた。もうとっくに巣立ってしまったが、うち1ヶ所は7月8日に紹介した軒下(フォトギャラリー第145回参照)。もう1ヶ所は別のエリアの橋の下だった。橋の下はイワツバメの専売特許だと思っていた。
季節は巡る。もう間もなく夏鳥の季節も終る。ツバメたちも名残りを惜しむ様に晩夏の空を飛び回っていた。
ツバメ:フォトギャラリー第11回・第117回参照
イワツバメ:フォトギャラリー第83回・第84回・第117回・第136回参照
ショウドウツバメ:フォトギャラリー第71回参照
撮影日:2014年8月28日
撮影時間:13時36分15秒
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F5.6
撮影モード:プログラムAE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:大阪府
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
コシアカツバメ
コシアカツバメ
第149回 2014年8月29日