フォトギャラリー・レイアウト編
識別出来たムシクイはセンダイムシクイだけだった。

オオヨシキリ:フォトギャラリー第476回他参照
ウグイス:フォトギャラリー第699回他参照
カラスバト:フォトギャラリー第709回他参照
動画ギャラリー:舳倉島バードウォッチングの旅2023③参照
分類:スズメ目 ムシクイ科
全長:13.0cm
翼開長:19.0cm
分布:九州以北で夏鳥。
生息環境:平地~山地の林。
食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。
フォトギャラリー:第708回他参照
撮影難易度:★★☆☆☆
センダイムシクイ
Eastern Crowned Warbler
Phylloscopus coronatus
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:13時29分26秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
松林の中では翼帯が明白で怪しげなムシクイが飛び回っていたが枝葉に阻止されて識別可能な画像は遂に得られなかった。
すると島内の何ヶ所かで声だけは聞こえていたアオバトが1羽飛んで来て近い木に止まった。アオバトの声はカラスバトのそれと似ているのでほとんどの人が聞き落としていたが僕は両方聞き慣れているので気付いていた。カラスバトの声はキーが低く物憂げな感じだがアオバトの場合はキーが高く明るい感じだ。酷い枝被りながら撮れるには撮れた。
分類:ハト目 ハト科
全長:33.0cm
翼開長:55.0cm
分布:九州以北で留鳥または漂鳥。
生息環境:平地~山地の森林、海岸など。
食性:木の実、種子など。
フォトギャラリー:第690回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
アオバト(雄)
White-bellied Green Pigeon
Treron sieboldii
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:10時30分26秒
シャッタースピード:1/400秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
そんな鳥を撮っても面白くないのでそのまま松林を進んだ。
また島内を巡っていると松林の中でよく餌付けされている石の上にノゴマが2羽いた。餌付けはされていなかったがその名残りらしく明らかにそれを待っている様子だった。
分類:スズメ目 ヒタキ科
全長:16.0cm
翼開長:23.0cm
分布:北海道で夏鳥、本州以南で旅鳥。
生息環境:平地~山地の草原、林など。
食性:昆虫、木の実など。
フォトギャラリー:第709回他参照
撮影難易度:★★★☆☆
ノゴマ(雌)
Siberian Rubythroat
Luscinia calliope
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:10時13分42秒
シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:1250
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
再びシマセンニュウのさえずりが聞こえて来て神経を研ぎ澄ましていると声の主が藪から飛び出して少し離れた低木の枝に止まってさえずり出した。旧ウグイス科だけあって見た感じがウグイスそっくりでさえずってくれなければ識別出来なかったところだが見える所でさえずってくれた。枝被りながら遂に撮影出来た。図鑑によれば前頭と翼に黒褐色味がありの先端が白いとされるが素人目には地味なウグイスそのものなのでビジュアル的な感動は薄い。とは言えセンニュウ科の野鳥を見たのさえ初めてだったのでもうこれだけで舳倉島に来た目的を果たした様な気分だ。聞く所によると北海道の繁殖地では割と見える所でさえずるそうなので撮影難易度は星4個にしたがこの短い期間を除いて姿を見られる事はほぼ無いとの事で貴重な体験となった。なお本種3枚目は1時間半後のもので一旦満足して島内を一巡して何も撮れず戻って来て同じ場所だと気付かないまままた枝でさえずっているのを見つけてここにも居たと思って撮影したもの。同じ場所だと気付いたのはその後の事で偶然にも出会い頭で撮れた。さっきの1時間は何だったのかと思えるほどドンピシャのタイミングだった。撮れる時はそういうものだ。
分類:スズメ目 センニュウ科
全長:15.3cm
翼開長:22.0cm
分布:北海道で夏鳥、本州以南で旅鳥。
生息環境:平地の湿地、草地、林など。
食性:昆虫、蜘蛛など。
フォトギャラリー:初登場
撮影難易度:★★★★☆
シマセンニュウ(雄)
Middendorff’s Grasshopper Warbler
Locustella ochotensis
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:08時27分51秒
シャッタースピード:1/1600秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:06時57分40秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:06時57分27秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:800
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
八坂神社へ続く道の入り口付近の藪から聞き慣れないさえずりが聞こえて気になって立ち止まっていると通りかかった人がシマセンニュウの声だと教えてくれた。ライファーの名前が出たからそれならばと腰を据えて狙う事にした。滅多やたらと藪から出て来ないとは思ったが証拠写真でもいいからと思ったのと前日から野鳥が少なくてどうせ他へ行っても何も居ないだろうという思いもあってそれなりに考えた結果だ。一時さえずりも聞こえなくなって諦めかけたがここの藪は島に渡って来た小鳥たちが最初に羽根を休める所らしくオオヨシキリやウグイスなどいろんなさえずりが聞こえて来てそれを聞いているだけでも退屈しなかったから気付けば1時間ほども立ち尽くして頑張ってしまった。
たくさんのアオジに混ざってシベリアアオジが居た。探せばもっと居るだろうけどいちいちアオジにカメラを向けていたらキリが無いのでけっこう見落としていると思う。
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:不詳
翼開長:不詳
分布:主に日本海側、九州以西で少ない旅鳥。
生息環境:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第472回他参照
撮影難易度:★★★★☆
シベリアアオジ(雌)
Black-faced Bunting
Enberiza spodocephala spodocephala
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:06時33分46秒
シャッタースピード:1/2000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:1250
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
道の両側は藪になっている。その藪の中には何が潜んでいるか分からない。声だけはいろいろ聞こえて来るが僕には全てを聞き分ける技量は無い。
海岸沿いの道を歩いていたらそこら中からアオジのさえずりが聞こえる。舳倉島ではいつもの風景だ。
分類:スズメ目 ホオジロ科
全長:16.0cm
翼開長:22.0cm
分布:全国で漂鳥。
生息地:平地~山地の林、農地など。
食性:昆虫、蜘蛛、草木の種子。
フォトギャラリー:第735回他参照
撮影難易度:★☆☆☆☆
アオジ(雄)
Black-faced Bunting
Emberiza spodocephala personata
撮影日:2023年5月13日
撮影時間:06時20分39秒
シャッタースピード:1/4000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:1250
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5600
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
岩礁には何も見当たらなかった。
舳倉島に1泊して2日目の朝、民宿つかさを出発した僕はいつものパターンで恵比寿神社の方へ向かった。
第750回 2023年6月10日