フクロウ:フォトギャラリー第291回他参照
アカウソ:フォトギャラリー第279回他参照
アカエリヒレアシシギ:フォトギャラリー第299回他参照
アマサギ:フォトギャラリー第235回他参照
イソシギ:フォトギャラリー第224回他参照
イソヒヨドリ:フォトギャラリー第276回他参照
ウグイス:フォトギャラリー第288回他参照
エゾビタキ:フォトギャラリー第259回他参照
オオセグロカモメ:フォトギャラリー第299回他参照
オオミズナギドリ:フォトギャラリー第299回他参照
オオムシクイ:フォトギャラリー第296回参照
カッコウ:フォトギャラリー第297回他参照
カワウ:フォトギャラリー第40回参照
キアシシギ:フォトギャラリー第197回他参照
キジバト:フォトギャラリー第61回参照
キビタキ:フォトギャラリー第289回他参照
クロジ:フォトギャラリー第284回他参照
コウライウグイス:フォトギャラリー第295回参照
コサメビタキ:フォトギャラリー第251回他参照
コムクドリ:フォトギャラリー第298回他参照
サメビタキ:フォトギャラリー第205回参照
シマゴマ:フォトギャラリー第296回参照
シメ:フォトギャラリー第289回他参照
シロハラホオジロ:フォトギャラリー第113回参照
セッカ:フォトギャラリー第79回参照
センダイムシクイ:フォトギャラリー第289回他参照
チュウサギ:フォトギャラリー第298回他参照
チュウシャクシギ:フォトギャラリー第299回他参照
トビ:フォトギャラリー第278回他参照
ハクセキレイ:フォトギャラリー第245回他参照
ハヤブサ:フォトギャラリー第187回他参照
ビンズイ:フォトギャラリー第266回他参照
ホトトギス:フォトギャラリー第297回他参照
マヒワ:フォトギャラリー第213回他参照
マミジロツメナガセキレイ:フォトギャラリー第296回他参照
マミチャジナイ:フォトギャラリー第298回他参照
ミサゴ:フォトギャラリー第198回他参照
ムギマキ:フォトギャラリー第233回他参照
ヤナギムシクイ:フォトギャラリー第294回参照
ツバメ:フォトギャラリー第247回他参照
ウミネコ:類似種の識別ウミネコとカモメ参照
初歩のバードウォッチング:嘴の形足(脚)の形止まり方参照

舳倉島MAP参照
ヨタカの嘴(夜間空中捕虫)
拡大写真;
ヤツガシラの合趾足(第3趾・第4趾合着)
ヤツガシラ科は世界にヤツガシラ1種のみ、1科1種の野鳥だ。この日は島内3ヶ所で見たから複数個体が入っていた可能性が有る。その内の1ヶ所では大勢のカメラマンがこの1羽を取り囲んでいた(僕もその中の一人だった訳だが)。草が被りがちだったがもう少し落ち付いて距離をとっていればもっとベストショットが狙えたろうについつい焦って待ち切れずに距離を詰めてしまう人が居るから警戒されてゆっくり撮らせてもらえず電線に飛ばし、それをまた追い掛けるものだから遠くに逃げ去るという結果を招く。この辺の機微というか距離感の分からない人にチャンスを潰されるのが大勢集まる撮影地の難点だ。なお他の目撃ポイントでは奇妙キテレツな鳴き声を聞く事も出来た。なおヤツガシラの足指は一般的な三前趾足ではなく独特の合趾足になっている(下記拡大写真参照)。
一方夜行性のヨタカは一日中こんな感じで道から近い木の目線の高さで薄目を開けてウトウトしていたからこの日舳倉島に居た人の多くがこれと全く同じ画を撮っているはずだ。日本鳥類目録でヨタカ目は唯一ヨタカ科ヨタカだけ。ヤツガシラに負けず劣らず個性的な野鳥だ。もちろんタカ科とは異なり猛禽類ではなく大きな口を開けながら飛んで飛翔昆虫などを食べる(嘴は小さい)。口の周囲には髭状の剛毛があって捕食を助けるとされる(下記拡大写真参照)。飛翔時にはフクロウと同様ほとんど羽音をたてないという。夜行性の野鳥で昼間こんなふうに木と同化してじっとしていると見つけにくい。その止まり方も個性的で枝や幹に並行に止まる。個人的には初撮りだったのでこんな形ではなくもっと偶発的な発見によって劇的に出会いたいという理由でここは避けて通ろうかとも思ったがこの日ここに居ること自体が偶発的なんだから撮っておこうと思い直した。に白斑が見える事から雄と思われる。考えてみれば初見ではなく何年か前に或る所で昼間に鳴き声を発しながら一瞬飛ぶところを目撃した事が有った(初列風切の白斑が見えたのでおそらく雄)。余りに一瞬の事だったので撮影出来なかったし画像が無いのであれがヨタカだったという確証が無いだけだ。
終ってみれば結局今回舳倉島とへぐら航路、輪島港付近では4日間の日程でアカウソ、アカエリヒレアシシギ、アマサギ、イソシギ、イソヒヨドリ、ウグイス、エゾビタキ、オオセグロカモメ、オオミズナギドリ、オオムシクイ、カッコウ、カワウ、キアシシギ、キジバト、キビタキ、クロジ、コウライウグイス、コサメビタキ、コムクドリ、サメビタキ、シマゴマ、シメ、シロハラホオジロ、セッカ、センダイムシクイ、チュウサギ、チュウシャクシギ、ツミ、トビ、ハクセキレイ、ハヤブサ、ビンズイ、ホトトギス、マヒワ、マミジロツメナガセキレイ、マミチャジナイ、ミサゴ、ムギマキ、ヤツガシラ、ヤナギムシクイ、ヨタカが撮れていて例年以上の成果だった(他にウミネコやツバメも居たが撮影せず)。

なおフォトギャラリーが今回で第300回となった。毎回そこそこの字数のコラムを綴りながら完全オリジナル画像も蓄積し、壁紙からロゴ、アイコンに至るまで全てオリジナルにこだわり、我ながらよく続くものだと思う。
分類:ヨタカ目 ヨタカ科
全長:29.0cm
翼開長:61.0cm
分布:九州以北で夏鳥。
生息環境:平地~山地の林など。
食性:昆虫など。
レッドリスト準絶滅危惧(NT)
フォトギャラリー:初登場
撮影難易度:★★★☆☆
ヨタカ
Jungle Nightjar
Caprimulgus indicus
撮影日:2017年5月14日
撮影時間:13時47分29秒
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
分類:サイチョウ目 ヤツガシラ科
全長:30.0cm
翼開長:44.0cm
分布:全国で稀な旅鳥、局地的に夏鳥。
生息環境:草原、農耕地、川原、海岸など。
食性:幼虫、爬虫類など。
フォトギャラリー:第140回他参照
撮影難易度:★★★★☆
ヤツガシラ
Eurasian Hoopoe
Upupa epops
撮影日:2017年5月14日
撮影時間:11時52分35秒
シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
撮影日:2017年5月14日
撮影時間:11時46分31秒
シャッタースピード:1/2500秒
絞り値:F5.6
撮影モード:絞り優先AE
焦点距離:300mm(換算450mm)
ISO感度:400
撮影地:石川県
使用カメラ:NIKON D5100
使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR55-300mm 1:4.5-5.6G ED VR
ヤツガシラ ヨタカ ヤツガシラの合趾足 ヨタカの嘴
第300回 2017年6月11日